活動報告・ニュース

世の中の動き:奥田均・市民活動委員会共同代表のごあいさつ

2014年01月16日

2014年の新年早々、注目される選挙が二つあります。その一つが名護市市長選挙。普天間基地の辺野古移設賛成の末松氏と反対の現職稲嶺氏との闘いは、12日に告示され19日に投票日を迎えます。もう一つが東京都知事選挙。事実上桝添氏と細川氏の対決で原発問題が争点として問われます。告示は23日で投票が2月9日。いずれも安倍政権の政治路線に対する審判の意味を持つものとなります。
 
そして双方の底流には、やはり経済の問題が横たわっているようです。深刻な経済不振にあえぐ沖縄への財政支援や辺野古基地建設に関わる業界の動きが沖縄の政治や市民の気持ちを揺さぶっています。猪瀬都知事追い落としの背景にも、東京オリンピックに対する集中投資をはじめとする東京都の巨大な財政の運営・分配を巡る確執があったとか。
 
権力の最大の支持者は、「無関心」と「あきらめ」です。それは、私たちの反差別人権運動の敵でもあることを胸に刻み、これまで以上の発信力とネットワークづくりに取り組みたいと思います。今年もよろしくお願いします。

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