研究会

差別禁止法研究会これまでの歩み

2012年01月10日

1.目的

(1) 差別は「社会悪」であるとする規範の確立および「差別禁止法」の制定に向けての研究を行う。 (2) 「差別禁止」をテーマとした市民運動の政策提言活動に学ぶ。 (3) 文献研究・当事者を招いての学習会・現地を訪れてのフィールドワークを行う。 (4) 社会学的・政治学的・法学的・経済学的等多角的な分野からの分析・議論を行う。 (5) 差別禁止法の制定に携わっていく市民運動のネットワークを構築していく。

2.これまでの研究会活動

■2007年
9月25日 谷川雅彦(部落解放同盟大阪府連合会)「千葉県障害者差別禁止条例制定経過(取り組み)と内容」
10月9日 松波めぐみ(世界人権問題研究センター)「障害者運動の歴史」
12月5日 森登美子(千葉県障害者差別をなくすための研究会委員)「研究会での議論と条例制定の取り組みの苦労」
12月18日 松波めぐみ 「障害者権利条約の意義と今後の課題」
■2008年
1月22日 奥田均(近畿大学人権問題研究所)「差別禁止法制定への思い」
2月27日 東澤靖(弁護士)「差別禁止法を考えるいくつかの視点」
3月14日 国歳眞臣(鳥取大学名誉教授)「鳥取県人権侵害救済法及び手続きに関する条例について」
4月11日 金政玉(DPI日本会議)「障害者差別禁止法市民案について」
6月7日 上村英明(恵泉女学園大学)「アイヌ民族の差別禁止にかかわる法的整備の歴史的発展と課題」
6月11日 崔栄繁(DPI日本会議)「韓国の差別禁止法について」「韓国の障害者差別禁止法について」
7月23日 門田草(近畿大学卒業生)「障害者差別禁止法要綱案と国際的な動向」
9月27日 神谷誠人(弁護士)「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律」制定の意義と私たちの課題」
10月29日 松波めぐみ 「障害者運動はなぜ『差別禁止条例』を求めているのか?-アドボケータ講座で学んだこと」
12月7日 金政玉 「障害者差別禁止にかかわる国内外の法制度の最近の動きについて」
■2009年
2月8日 朴君愛(ヒューライツ大阪)「韓国・差別禁止法制定推進の経過と現状」
3月18日 ~22日 「差別禁止法制定をめざして~韓国の取り組みに学ぶ旅」
5月15日 桔川純子(希望製作所)「韓国市民社会と社会的企業」
5月19日 藤本伸樹(ヒューライツ大阪)「在日外国人をめぐる課題」
6月17日 田中宏(一橋大学名誉教授)「公的差別禁止から着手すべきでは」
9月4日 朴君愛 「韓国の人権運動に学んだことと李明博政権への交代以降~人権実現への大きな前進と、人権「冬の時代」か?」
9月7日 ~10日 「韓国の社会的企業・外国人人権条例に学ぶ旅」
10月27日 李嘉永(部落解放・人権研究所)「欧州連合の反差別法制の近年の動向」
12月7日 藤本俊明(神奈川大学)「「人権後進国」日本の課題 JCLU「人種差別撤廃法要綱」を中心に」
■2010年
1月19日 窪誠(大阪産業大学)「フランスの差別禁止法制」
2月4日 長谷川珠子(内閣府上席政策調査員)「アメリカの雇用差別禁止法―雇用差別を中心に」
2月4日 内閣官房アイヌ総合政策室 「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会について」
2月5日 金政玉 「障がい者制度改革推進会議について」
2月5日 JCLU外国人の権利小委員会 「JCLU「人種差別撤廃法要綱」について」
2月6日 山崎公士(神奈川大学)「差別禁止法制定について」
6月5日 金子匡良(高松短期大学)「憲法学から見た差別禁止法の意義と課題」
7月31日 谷元昭信(部落解放同盟中央本部)「部落問題と差別禁止法」 村上正直(大阪大学)「人種差別撤廃条約と差別禁止法」
8月1日 金政玉 「障害者差別禁止法」
12月12日 林陽子(弁護士・女性差別撤廃委員会委員)「差別禁止と均等待遇実現への新たな一歩ー国連勧告を契機として」
■2011年
2月19日 松岡徹(部落解放同盟中央本部書記長)「部落解放運動と差別禁止法」
 5月10日  楠敏雄(障害者インターナショナル日本会議[DPI])
6月16日 師岡康子(「外国人人権法連絡会」「外国人学校ネットワーク」)「イギリスの差別撤廃法制度の現段階」
8月23日 東俊裕(障がい者制度改革推進会議)「障害者差別禁止法の展望」
12月5日 金尚均(龍谷大学大学院)「日本社会とヘイトクライム(憎悪犯罪)-京都朝鮮第一初級学校を巡る裁判を振り返っ て」
■2012年
2月3日 丹羽雅雄(弁護士)「差別禁止法は必要か~人種差別禁止法の必要性を中心に~」
5月8日 白根大輔(IMADRジュネーブ事務所)「マイノリティの人権と差別 - NGOによる国連活用の可能性」

 

このページのトップへ